ポスト・ベゾスのAmazon|2月1週の主要ニュース

経営支配の不確立が残す一抹の不安

Amazon.comの創業者であるジェフ・ベゾスが2021年Q3でCEOを退任し、会長食に就任することになった。後任はAWSの責任者であるアンディ・ジャシー。

ジャシー(53)はハーバード・ビジネス・スクールを経て1997年にAmazonに入社し、AWSを設立して数百万人の顧客に利用されるクラウド・プラットフォームに成長させた。Amazonが数年前にベゾスへの直接レポートラインに当たる2つの最高経営責任者(CEO)の役割を創設して以来、彼はそのひとつを担当する有力な後継者候補だった。

ベゾスは他のテクノロジー企業の創業者とは異なり、特別議決権株(種類株)を通じて経営支配を確立していないため、退任は企業統治に一抹の不安を残すかもしれない。ロイターのこの記事に詳しい。


欧米 / グローバル

日本では「GAFA」として知られるビッグテック企業4社の純利益の合計が過去最高を更新した。2020年通年で1546億ドル(約16兆2330億円)。

韓国のニュースサイト「東亜ドットコム(donga.com)」によると、Appleは起亜に36億ドルを投資する。報道によると、アップルは2024年までに年間10万台を同工場で生産し、その後、年間生産能力を40万台に増やすことを目指している。

Appleのサプライチェーンが中国から南西にじわじわ移転。2021年半ばにベトナムでiPadの生産開始。インドでのスマホ生産と東南アジアでのスマートスピーカー生産も強化する方針

Alphabetの2020年Q4、収益は23%増。広告の成長が好調を維持し、アナリスト予想を上回った。YouTubeはダイレクトレスポンス広告のおかげで昨年比47%の広告成長を見せた。

ただし、Google Cloud事業単体では2020年通年で56億ドルの損失を出した。収益も2018年の58億ドル、2019年の89億ドル、2020年の130億ドルから増加している。

オンライン証券会社RobinhoodのCEOは2月18日に下院委員会で証言すると予想されている。議員がGameStop株と他の企業の取引における会社の役割に関する説明が求めている。

Googleは1日、ゲームストリーミングサービス「Stadia」用のゲームの自社開発を終了すると発表した。既存の開発会社が制作したゲームの収録を進めていくとしている。

Space XのStarship試作機が2日に打ち上げられ、着陸途中に爆発した。12月に打ち上げられた前のプロトタイプ、SN8も着地に失敗していた。

Spotify、MAUが3億5,000万に到達。2019年Q4に70万件だったプラットフォーム上のポッドキャストの数を、2020年Q4では3倍の220万件に増やし、25%のユーザーはPodcastを聴く。

Microsoftは米国時間2月1日、漁師コンピューティングサービスAzure Quantumのパブリックプレビューを開始したと発表した。

バイデン米大統領は、2030年までに米国連邦水域での洋上風力発電を倍増させることを盛り込んだ行政命令に署名した。ホワイトハウスに国内気候政策室を設置。

モルガン・スタンレー、新興国株は今年のピークに達した可能性と主張。MSCI新興市場指数がこれ上昇しない理由は8つある。指数と相関関係の強い銅価格の下落や主要4カ国によるバランスシート拡大の落ち着き、リフレ期待の頭打ち、などだ。

自動車業界の生産計画を追跡するAutoForecast Solutionsは2日、半導体不足による2021年の生産台数の影響は、96.4万台に及ぶと予測した。

Uber、酒宅配のDrizlyを11億ドルで買収へ。Drizlyのマーケットプレイスは、料理宅配Uber Eatsのアプリに統合される予定。

米国RPA分野のリーダーの1社であるUiPathが7億5000万ドルのシリーズFの資金調達を完了し、資金調達後の評価額は350億ドル。

中国

Ant Group、全事業を金融持株会社の傘下に置く方向で規制当局と合意。銀行と同様の資本要件が課せられることになる。IPOの可能性については検討中であり、時期は明らかではない。

Alibabaが2日発表した昨年10-12月(第3四半期)収益は、市場予想を上回る成長を遂げた。前年同期比37%増の2211億元(約3兆6,000億円)

Alibabaは決算発表資料で、内部調査を実施する特別作業部会を立ち上げ、独占禁止法を取り締まる監督当局と積極的に連絡を取り合い、要請に応じていると説明した。

Baiduと自動車メーカーの吉利が自律走行EV会社を合弁で設立するため、江蘇省、浙江省、上海で人材雇用を進めている。新会社は上海に設立され、Baiduが新会社の51%の株式を取得し、吉利が49%を保有する予定。

ByteDanceのDouyinがWeChatとQQでDouyinのコンテンツをユーザーが共有することを制限した「独占的慣行」を行なったとして、Tencentを提訴した。Tencentは声明でByteDanceがWeChatユーザーの個人情報を取得するなどの「違法行為」を行なったと反論。

DiDi傘下のトラック配車サービス、テマセクなどから1600億円の資金調達。昨年12月に始めた資金調達に対し約30億ドル(約3000億円)に上る申し込みが殺到したとされる。

IPOを控えるKuaishouが音楽著作権紛争で打撃を受けた。中国政府が支援する団体が、ショートビデオアプリKuaishouに対し、音楽著作権の侵害を理由に1万本の動画を削除するよう要請した。

香港大学の研究者の新研究によると、中国のIPOは過去6年間で約1.3兆元(19兆5,000億円)、企業を過小評価している。中国企業は多くの現金を逃してきた。

分散型金融(DeFi)に特化した仮想通貨取引所の開発者向けプラットフォームBinance Smart Chainで、プロジェクトへの参加を希望するユーザーから資金を調達した後、その資金を持って姿を消した

工業情報化部のデータによると、中国の産業用ロボット生産は2020年、前年比19.1%増の237,068台となった。

日本

ソニー純利益1兆円超えへ。「巣ごもり」需要で好調なゲームや、人気アニメ「鬼滅の刃」の制作・配給に関わった音楽を含め、全ての事業で営業利益が従来予想を上回る見通し。

任天堂、今期営業益予想を再び上方修正。前年比58.9%増の5,600億円に上方修正。過去最高を更新する見込み。Switchの好調が続いている。

パナソニックは2021年3月期の連結営業利益(国際会計基準)予想を前年比21.7%減の2,300億円に上方修正したと発表した。かつて世界をリードした太陽電池生産からの撤退も発表した。

半導体の需給逼迫。豊田通商の岩本秀之・最高財務責任者(CFO)は「今年の第1四半期(4−6月期)は相当しんどいという見方をしている」。

東芝、AIで発電所内のひび割れなど計測・記録。発電所内のひび割れの大きさをメジャーを使わずに計測・記録できるようにするなど、インフラ設備の保守点検作業の効率化につながる。

インド

インドの裁判所は、Amazonが競合のReliance Industriesによる34億ドルのFuture Group買収取引に異議を提起したのを受けて、取引の停止を求める命令を下した。Futureは、取引が決裂した場合、清算に直面する可能性がある

2020年Q4 / 通年スマホ市場、中国勢が席巻。Canalysの最新の報告書によると、Xiaomiは1,200万台を出荷し、市場シェア27%へとさらにリードを固めた。

インド決済公社(NPCI)が発表したデータによると、1月のデジタル決済基盤UPIを通じた取引額は4兆3181億ルピー(6兆2,000億円)に相当する23億件に達した。

Spotify、インド市場で苦戦。Gaana*、Reliance Industriesが所有するJioSaavn、YouTube Music、Amazon Prime Music、BytedanceのResso、Hungamaとの激しい競争に直面。

インド、ギグワーカーへの社会保障給付を年間予算で提案。Nirmala Sitharaman財務相はこれらのワーカーの就職を支援するウェブサイトを立ち上げると語った。